ギリシャ旅行記 vol.1 ~アテネ①
2011年 08月 30日
以前から心のどこかで憧れていた国、それはギリシャ。
なんだか神秘的だし、食べ物も美味しいってよく聞くし。
「いつか行きたい!」と思っていたら・・・
2010年の初めごろからギリシャの経済危機が表面化し
街なかでデモが起きたりして治安も悪化・・・
危険な国になってしまい、なかなか行けなくなってしまいました。
でも、今年になって少しずつ状況も落ち着いてきたようだし
旅行会社のツアーなら安心かな・・・ ってことで、ついに今年の夏
ギリシャの首都アテネとエーゲ海の島々を巡る旅に行ってきました。
まずはギリシャの基礎知識を。
ヨーロッパ南東部、バルカン半島南部の半島とエーゲ海などに点在する
大小約3,000もの島々から構成される国で、正式国名はギリシャ共和国。
古代文明発祥の地のひとつで、紀元前3000年ごろに開花したエーゲ文明、
ミケーネ文明を経て、都市国家(ポリス)を形成しました。
“神話の故郷”とも呼ばれるギリシャ。
神話と歴史が融合したような、貴重な遺跡群が数多く残っています。
またエーゲ海やイオニア海に浮かぶ数多くの島々は
世界中の多くの観光客を惹きつける楽園のようなリゾートです。
ということで、今回からギリシャ旅行をレポート!
vol.1とvol.2では最初に訪れた首都アテネを紹介します。
アテネはギリシャの全人口(約1113万人)の約3分の1(約319万人)が暮らす大都会。
政治、経済、文化の中心地です。
アテネといえば、見どころはやっぱり 街に点在する遺跡群。
いくつか紹介していきましょう。
こちらはゼウス神殿
15本の柱がそびえ立つ神殿跡。
こちらは倒れてブツ切り状態になってしまった柱。
これはゼウス神殿の近くに建つアドリアノス門
大通り沿いにデ~ンと建っていて、かなり目を引きます。
そして、古代ギリシャ遺跡の王道ともいえるアクロポリス遺跡がこちら!
2500年以上も前にポリス(都市国家)の聖域&要塞として建設されました。
これが“アテネの象徴”といも云われるパルテノン神殿
15年の歳月を費やして、紀元前432年に完成しました。
パルテノン神殿は全体が彫刻像や浮き彫りなどで飾られた一大芸術品だったそうです。
本物の彫刻やレリーフの一部はアクロポリス博物館やイギリスの大英博物館に保存されています。
こちらは王の館として建てられたエレクティオン
建物の南側にはカリアティデスと呼ばれる6人の少女像が柱になった柱廊が張り出しています。
現在も古典劇などが上演されるイロド・アティコス音楽堂
夏の間は演劇、コンサート、オペラ、古典劇などが上演されるそうです。
ギリシャ最古の劇場、ディオニソス劇場
酒と演劇の神ディオニソスの聖域に造られました。
高台にあるアクロポリスは眺めも最高!
奥に見えるのはリカヴィトスの丘
↑で紹介したゼウス神殿もバッチリ見えました。
さて、所変わって こちらは国立考古学博物館
ギリシャ各地の遺跡からの出土品は、ほとんどがここに納められています。
収蔵された作品の有名どころや、個人的に気になったものをご紹介♪
「アガメムノンのマスク」
同じ黄金マスクなら、個人的にこっちのほうが好き。
金の装飾品がずら~っと並んでいました。
瓶や壺
陶器の人形
こちらはケロス島で発見された
「フルートを吹く人物像」(左)と「竪琴を弾く人物像」(右)
「スニオン岬のクーロス像」
「ポセイドンのブロンズ像」
この女性の像、とても綺麗でした。
これは中国っぽい。
「アンティキセラの青年像」
「馬に乗る少年のブロンズ像」
「ミロス島のポセイドン像」
「アフロディテとパンの像」
パンに言い寄られたアフロディテが左足のサンダルで叩こうとしている場面、、、だそうです。
パンさん、なんかイヤらしくて気持ち悪い。 叩いちゃえ、叩いちゃえ!
以上、国立考古学博物館でした。
芸術に興味のない私たちですが、それなりに楽しめました。
どれもこれも技術や芸術性が高くて、古代に造られたものとは思えません。すごいっ!
ちなみに・・・
撮影禁止だったので写真はありませんが、新アクロポリス博物館も良かったです。
パルテノン神殿のレリーフや彫像の一部が展示されています。
初回から長くなりましたが
『ギリシャ旅行記』vol.1はこのへんでおしまいです。
次回もアテネ編。
ほかの観光スポットやグルメなどを紹介します。お楽しみに♪
by mpoo1123ex
| 2011-08-30 22:35
| ギリシャ