仏西バスク旅行記 vol.4 ~サン・セバスチャン
2012年 04月 04日
『仏西バスク旅行記』 最終回のvol.4は
スペイン・バスクのサン・セバスチャンと
今回の旅の目玉! バル巡り をレポートします。
サン・セバスチャン San Sebastian
“ビスケー湾の真珠”と呼ばれる美しい町。
19世紀にはハプスブルク家王妃マリア・クリスティーナが好んだ高級避暑地として
その名を知られるようになりました。
2つの丘に挟まれて扇状に広がるコンチャ海岸 Playa de la Concha
写真奥に見えているのはモンテ・イゲルドの丘
こちらは、もう1つの丘 モンテ・ウルグル
美しいビーチは海水浴客で大賑わい。
砂浜に沿って続く気持ちの良い遊歩道をビーグルズと一緒にお散歩。
町の北東の漁港近くから坂を登り
20分ほど歩くと、モンテ・ウルグルの丘に到着。
モタ城の上にそびえるキリスト像は高さ10m。
城からはサン・セバスチャンの港と町が一望できます。
反対側のモンテ・イゲルドの丘も見えました。
丘を下りて、街歩き♪
ビーチ近くに建つのは市庁舎
サン・セバスチャンにはウルメア川が南北に流れています。
旧市街に入ると まず目に入るのは
一際高くそびえ立つサン・ヴィンセンテ教会
こちらはサンタ・マリア教会です。
なんだかセクシー?!なサン・セバスチャン像が気になります。
夜も更けて・・・夜のコンチャ海岸は美しいネオンで彩られていました。
モンテ・ウルグルのキリスト像もライトアップ。
さてさて、サン・セバスチャンといえば・・・ バルの軒数が多いこととで有名です。
バルとは、種類豊富な小皿料理を安く気軽に味わえる「立ち飲みバー」のこと。
南スペインで「タパス」と呼ばれる小皿料理は、バスクでは「ピンチョス」と言います。
ピンチョスは、さまざまな具を串に刺したり薄切りパンの上に盛り合わせたものが主流。
バルでは、カウンターにズラリと並んだピンチョスから好きなものを選んで食べていきます。
ピンチョス発祥の地でもあるサン・セバスチャンのピンチョスは“スペイン一”と謳われるほど。
海に面しているので魚介類が豊富で、特にウナギの稚魚や毛ガニなどが名物です。
地元の人から観光客まで、バルをはしごしながら飲み&食べ歩く人々で
街は夕方から深夜まで大賑わいを見せます。
夜が更けていくほど、人出も多くなっていきます。
というわけで、私たちもバスク料理の真髄を極めるべく・・・
バル巡りに繰り出しました♪
ここで肝心なのは・・・ 一軒でお腹いっぱい食べないこと。
バルは「はしご」が常識!
一軒でお酒を一杯とピンチョスを2~3種つまんだら、次の店へ・・・
と、一晩で何軒も巡るのがバルの楽しみ方なのです♪
さぁ、バル巡りへ! いざ、出発♪
Goiz-Argi
一番人気の「海老の串焼き」は絶品!
「マッシュルームのベーコン巻」
La Cuchara de San Telmo
「イベリコ豚のアバラ肉の照り焼き」は、じっくり煮込んだお肉がホロホロ~
不思議な食感の「イカのリゾット」
表面をカリッと焼いた「フォアグラのソテー」
Gambara
写真を撮るのも忘れてしまうほど美味しかった!?
「チャングロ蟹のタルト」
海老がプリプリだった「海老と玉子サラダ」
Bar Tamboril
絶妙!な組み合わせの「アンチョビと青唐辛子」
バスク特産の細い青唐辛子もおいしくて気に入りました。
Casa Tiburcio
店内は大混雑で、カウンターまでが遠い・・・
なんとか前に進み出て、選んだのがこちらの2種。
「アンチョビと青唐辛子」(また選んじゃった・・・ かなり好きです)と
バスク名物の「アングラース(ウナギの稚魚)」
バル巡り、めちゃめちゃ楽しかった~
ちょっとずつ、いろんな料理を食べられるのが最高です。
それぞれのバルごとに、店の雰囲気が違うのも面白かった。
「すごいなぁ」と思ったのは、ほとんどのお店が支払いは自己申告制なこと。
前払いではなく、食べ終わった後に自分が何を食べたかを店員に言って代金を払います。
店内はどこも大混雑だし、「食い逃げ」する人もいるかもしれないけど…
特にイザコザなどはなさそうで、みんなが楽しく食べて飲んでいるのが素敵でした。
バルには、お店とお客の信頼関係が根づいている感じがします。
だから、どこのお店も明るくて雰囲気がいいんだろうなぁ。
以上、『仏西バスク旅行記』 またの名を『バスク食い倒れ旅行記」でした。
いやぁ~、食べた 飲んだ。 楽しかったなぁ~
バスク最高!!!です。 また行きた~い。
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