憧れのアンダルシアへ④ ロンダ編
2013年 02月 09日
『アンダルシア旅行記』4回目。
今回は、深い渓谷の上に広がる街 ロンダ(Ronda)編。
山間部に位置するロンダ。
グアダレビン川の浸食によって出来上がった
断崖絶壁の上にたたずむユニークな街並み。
写真手前左の崖の上の建物。
Parador de Rondaです。
お部屋はモダンでシンプル。
なんといっても、バルコニーからの眺めが最高♪
ロンダ渓谷を一望できるのです。
と、この景色をえらく気に入ったダンナくん。
南西向きの部屋だったので、夕陽もとっても綺麗でした。
これを見逃すのはもったいない!と
この日は食料を買い込んで、部屋で宴♪
ホテル近くのハム屋さんで奮発して買ったイベリコ豚の生ハム&パンと
なぜかマックのハンバーガー&サラダ(笑)
あぁ、太陽が沈んじゃう。。。
ついに沈んじゃった。
忘れられない情景です。
さてさて、街の様子もちょこっとご紹介♪
こちらは、ロンダのシンボル ヌエボ橋
約100mの断崖に架かる橋です。
橋の下を覗いてみると…
ロンダの街並みを描いたタイル画。
旧市街の路地。
ちなみに、この時に持っていったガイドブック『Figaro Voyage』の表紙は
まさにこの場所で撮った写真。
白い家と石畳の細い路地。 アンダルシア地方では定番の風景。
ロンダといえば… 闘牛!
実は闘牛発祥の地なのです。
ここはスペイン最古と云われる闘牛場、Plaza de Toros
18世紀にこの町で生まれたフランシスコ・ロメロは
牛をけしかけるムレータ(赤い布)を考案して、近代闘牛術を確立しました。
この闘牛場は今は祭りのときのみ使用されていて
普段は内部見学ができます。
可愛い闘牛マークのついたアーチをくぐって場内へ。
闘牛場の直径は約66m。収容観客数は5000人。
石造りの場内。
闘牛たちはここで待機していたのね。
場内の階段の可愛らしいタイル画。
あ、出た! 怪しい闘牛。
こんなふうに、ふざけていた私たちですが、
実際の闘牛を生で見る気にはなれませんでした。
闘牛はマタドール(闘牛士)と牡牛の激しい一騎打ち。
牛は仕留められ、最後には命を落としてしまいます。
スペインでは昔から人気のエンターテイメントですが
最近では牛の殺傷に対して異議を唱える人も多く、廃止を訴えるデモ行動もあるとか。
やっぱり、命を粗末に扱う行為は良くないですよね。
ところでロンダは
詩人リルケや文豪ヘミングウェイにも愛された町。
そのダイナミックな景色に魅了された芸術家が数多くいるそうです。
そして、日本人でもロンダをこよなく愛し
ロンダに移り住んだ芸術家がいます。
春田美樹さん。すでに亡くなられている画家です。
公園の一角で、こんな記念碑を見つけました。
以上、ロンダ編 はここまで。
「またロンダを訪れて、あのパラドールに泊まりたいね」
とダンナくんと話しています。
アンダルシアへ行くなら、ぜひぜひロンダにも足を運んでください!
あの絶景は一見の価値がありますよ♪
by mpoo1123ex
| 2013-02-09 12:00
| スペイン