JAMBO SAFARI! in ケニア ナクル湖編
2012年 01月 05日
野生の王国ケニアの旅行記 『JAMBO SAFARI! in ケニア』の4回目。
今回紹介するのは、ケニア中西部に位置するナクル湖国立公園
この公園の見どころは何といっても、湖面をピンクに染めるほどのフラミンゴの大群!
アルカリ性の水を好む彼らにとって、ここは最適な居住地なんだそうです。
ほかにもペリカンをはじめとする水鳥たちが数多く生息。
もちろん草食動物や肉食動物も草原や平原で暮らしています。
ナクル湖レポートの前に、まずは前回の続きから(Day4)。
アンボセリ国立公園を朝7:30に出発し、一旦ナイロビへ向かいました。
11:00過ぎにナイロビ市内に到着。
ランチまで時間があったので、今回お世話になった旅行会社 TAMASHA本社を訪問。
スタッフさんたちと挨拶をし、しばし歓談。
その後にランチ。
多国籍料理が食べられるモダンでオシャレなレストラン TAMAMBO BAR & GRILL にて
ベジタブルカレーとミーゴレンを食べました。
久々のビュッフェ以外の食事♪ とっても美味しかったです。
盛り付けも素敵! 特にこのデザートプレートが可愛かった。
ランチを終え、TAMASHA社のスタッフさんたちに別れを告げて
この日の目的地 ナクル湖国立公園を目指します。
途中、車を停めてThe Great Rift Valleyの眺望を楽しみました。
The Great Rift Valley(グレートリフトバレー)とは、大地溝帯と呼ばれる地球の裂け目で
(主に)アフリカ大陸を南北に縦断している巨大な谷のこと。
16:00 ナクル湖国立公園に無事到着!
ここはナクル湖とその周辺を含んだ国立公園で面積は約220㎢。
アフリカゾウは生息できません(餌にする草の量が足りないため)。
また、水不足のため カバも姿を消してしまったそうです。
ゲートをくぐると、出迎えてくれたのはヒヒたち。
公園内やロッジ内の残飯をあさりますが、むやみに人を攻撃したりはしません。
双子(?)の子ヒヒたち。かわいい~
しばし公園内をゲームドライブ。
ここではたくさんの水鳥と、草食動物たちを見つけることができました。
→ 動物の紹介は記事の最後で!
18:30 宿泊先の Sarova Lion Hill Game Lodge に到着、チェックイン。
19:00からロッジ主催のダンスショーを見て、そのままレストランで夕食。
その後、部屋へ戻りました。
今回のお部屋…
リビングとベッドルームが別々で、立派なダイニングテーブルと応接セットがあり
暖炉までついていました!?
ベッドルームも超広々。
でも、この蚊帳はユルユルすぎて虫が簡単に入って来れます。
部屋が(無駄に)広いせいで、大きな虫や蚊もたくさんいたので大変でした。
でもダンナくんが頑張って退治してくれました。 仕留めた蚊の数、30匹!
お疲れさま~ おかげで蚊に刺されることもなくグッスリ眠れましたよ。
ちなみに、Hudsonさんに聞いてみたら…
「ナクル湖にいるような大きな蚊は、マラリアや黄熱病のウイルスを持っていないので危険じゃない。
むしろ、ナイロビやマサイマラにいる小さな蚊のほうが危ない」んだそうです。
なにはともあれ蚊に刺されなくてよかった! 痒いのはイヤですからね。
長かったDay4もこれにて終了~
Day5
朝6:30からロッジで朝食。
チェックインを済ませ、7:30にHudsonさんと待ち合わせ。
ゲームドライブしながら、マサイマラへ。 → 次回へ続く
さてさて、お待たせしました!
今回もゲームドライブで出会った動物や鳥を一挙にご紹介♪
ナクル湖国立公園はアンボセリに比べて動物たちがフレンドリーというか、
人間(車)を警戒する様子がそれほどありませんでした。
だから、けっこう近寄ることができて、ズームアップした写真もたくさん撮れました♪
まずは、ナクル湖の主役 フラミンゴ!
でも近くで見ると、やっぱり綺麗!
優雅な動きに見とれてしまいます。
こちらも、数の多さでは負けていないペリカン
大きな袋のついた黄色いクチバシが特徴的。
縦隊で泳ぎ、輪になって水中の魚を獲る姿がシンクロのようでした。
草原で一番多く見かけたのはシマウマたち
車で近寄っても逃げないので、かなりアップの写真も撮れました!
黒縞だけじゃなく、茶縞のシマウマもたくさんいました。
こちらは茶縞の親子。
「ママにべったりね」と見ていたら、おっぱいタイムだったみたい。
アフリカバッファローにも近づけました♪
子バッファローはツノが小さくて、子ウシみたい。
臆病で挙動不審なトムソンガゼルにも接近できました!
前回の記事で紹介したインパラのハーレムです。
メスたちをはべらかしております。
その周辺には負け犬(インパラ)のオスの群れ。
心の中では、ハーレム奪取の野心を燃やしているはず。
水のあるところにウォーターバックあり!
ここからは今回が初登場の動物たち。
遠すぎて写真では見づらいですが、のどに長い肉垂れがあるエランド
岩の上で不敵な笑みを浮かべている(?)のはイワハイラックス
Hudsonさん、よく見つけてくれたなぁ
ファミリー3頭で草を食べていたシロサイ
シロサイは体重3.5~4トンで、アフリカゾウ、カバに次ぐ重量系の大型動物。
首の後ろの大きなコブと、幅広の口が特徴です。
核家族でこじんまりと暮らしています。
一方、クロサイは“一匹狼”的。
大きさはシロサイより小さめで体重は1~2トンぐらい。
シロサイとクロサイの違いは体の色ではなく(同じ灰黒色)
サイズと、首のうしろのコブの有無と、口の形です。
クロサイの口は上唇がとがっていて、下唇の前に出ています。
写真のサイがクロサイかどうかは、遠すぎて私は見分けがつかなかったのですが…
African Eyes(アフリカン・アイ=遠くにある小さいものまでよく見える目)を持つHudsonさんが
「クロサイだ!」と言い切ったので、信じることにします。
クロサイは群れを作らないこともあり、あまり姿を現さないので
一般的に「珍しい」動物とみなされています。
だから私たちはラッキーでした♪
ここからは鳥類の紹介。 今回もさらっといきます。
ホロホロチョウ
Hudsonさんが「オイシイヨ、スッゴク!」と言ってました。大好物らしいよ。
シュモクドリ
アフリカハゲコウ
アフリカトキコウ
ハゲコウ(左)と並んでいたので、色が対称的で面白かったです。
ケープシロカツオドリ
ヘラサギ
写真ではわかりづらいけど、クチバシがヘラ(スプーン)みたいです。
アフリカクロトキ
セイキムクドリ
英語名は "Greater Blue Eared Glossy Starling"と、大そうなお名前。
以上、『ナクル湖編』でした。
肉食動物をぜんぜん見ることができませんでしたが、
「ビッグ5」のサイに(クロサイにも!)会えました♪
次回はいよいよ、今回の旅のハイライトである『マサイマラ』のレポートです。
残る「ビッグ5」の ヒョウとチーター を見ることはできるのか?! 乞うご期待!