太古の大自然、屋久島へ ~白谷雲水峡
2013年 05月 13日
『屋久島旅行記』、はやくも最終回!
3泊4日の小旅行ですからね(笑)
今回は、この旅で私が一番気に入った
白谷雲水峡のツアーをレポート!
苔むした巨樹や巨岩に囲まれた
緑一色の神秘の森をトレッキングしてきました。
でもね、今だから言いますが…
実際に行くまでは 「苔? うげぇ、気持ち悪い」 なんて思っていました。
だって日常生活の中では 苔って、あまり良い印象じゃないし
むしろ、カビと同じような「汚く不潔なもの」ってイメージでしょ。
が! 屋久島の苔を生で見て、触れて、その印象は払拭されました。
潤いたっぷりで、生き生きとしていて美しく、
フサフサしていて、まるで動物の毛皮みたいに気持ちよかったんです。
そんな苔の輝きを写真で伝えらるかどうかは分かりませんが…
とにかく紹介していきましょー!
今回も地元ガイドさんが案内してくれるツアーに参加。
午前9時に旅館でピックアップしてもらい
白谷雲水峡の入口である白谷広場に到着。
ということで、スタート!
まずは憩いの大岩を登っていきます。
前夜の大雨のおかげで、木々が潤ってキラキラ輝いていました。
空気も澄んでいて、気持ちよかった~
ちょっと揺れる、さつき吊り橋を渡りました。
眼下に見えるのは白谷川
橋を渡ったら、いよいよ本格的にトレッキング開始!
こんな風景の中を歩いていきます。
周囲の風景を楽しむ余裕があります。
辺り一面に広がる苔の森。
雨で潤った苔は、なんともいえず美しい緑でした。
生き物(動物)みたいです。
これは横に倒れた木の枝が、日光を求めて真っ直ぐ垂直に伸びている様子。
道の途中に可愛いらしい葉っぱが2枚。
その方は、いつも顔の葉っぱを置いていくんだって。素敵な遊び心をお持ちですね。
この勇ましい姿の杉は、通称くぐり杉
迫力があって圧巻!の大杉でした。
ランチ休憩の間に、ヤク(屋久)シカを間近で見ることができました。
警戒心がなく、トレッキングコースのあちこちで草を食んだり、休んだりしています。
シッポとお尻が白いのが特徴。
こちらは、七本杉
名前の由来は、7本の枝が四方八方に分岐しているから。
どの枝も勢いよく伸びています。
そしてついに!
白谷雲水峡のハイライト、 苔むす森 に到着!
まるで大きなステージのように視界が開け、緑一色の空間が広がります。
潤った苔からマイナスイオンが溢れていて、気持ちがスーッと落ち着きます。
映画『もののけ姫』の おっことぬし様にそっくりな切り株。
苔むす森を十分に満喫した後、来た道をのんびりと戻りました。
こちらは二代大杉
新たな杉が着生して生育したものです。
根の部分は空洞になっていて、雨宿りに丁度よさそう。
※もちろん立ち入り禁止ですが。
帰り道の途中で、ヤク(屋久)サルも発見♪
ニホンザルに比べると小柄で体毛が長いそうです。
以上、白谷雲水峡でした。
往復約5㎞のコースを約4時間で巡る、のんびりツアーで
苔むす緑の美しさを観察したり、清流のせせらぎに耳を澄ましたり、
大自然を満喫できた、素晴らしい ひと時でした。
潤いたっぷりの緑が広がる神秘の世界は、
その場にずーーーっと居たくなるような最高の癒し空間です。
いつかまた行きたいなぁ~
これにて、『屋久島旅行記』はおしまいです。
あっという間に終わってしまいましたが
屋久島の大自然に触れることができ、大満足の旅でした。
縄文杉を見に行くツアーは もう十分だけど…
白谷雲水峡はまた行きたいなぁ。