とは言っても… カイロはほとんど観光できませんでした。
アスワン→カイロのフライトが2時間以上遅れ、カイロに到着したのは夕方5時すぎ。
またまた観光スケジュールが大幅に狂い、
楽しみにしていたエジプト考古博物館にも行けませんでした[emoji:v-406]
今回の旅行では計7回飛行機に乗ったのですが
行き(アムステルダム→カイロ)、帰り(カイロ→アムステルダム)以外の5回は
すべて出発時間が遅れました。
空港で待機することがとにかく多い旅でした。
エ○プト航空、ちゃんと仕事せい!
というわけで、カイロはちょこっとしか紹介できませんが… どうぞ。
<カイロ>
夜景。

ホテルのバルコニーから見えた景色。
さすがはエジプトの首都カイロ!ネオン輝く大都会ですね。
時々流れてくるコーランが印象的でした。
ナイル川ディナークルーズ
豪華客船(?)でナイル川の夜景を眺めつつ
ディナーとエジプシャン・ダンスが楽しめるクルーズです。
ディナーは3品(サラダ・メイン・デザート)のコース料理。

※ワインは別料金です。
日が沈んだらクルーズ出発!
船からカイロの夜景を楽しみます。




そして、ダンサー登場!
まずはタンヌーラ(Tannura)ダンス。

ひたすら回転する というイスラムの修行の一種をステージ化したものです。
ダンサー(男性)は色鮮やかなロングスカートをはいています。
ずーっとクルクルしながら、いろいろな技を披露していきます。

これは、タンバリンみたいな形の色鮮やかなディスクを使った演技。
回りながら5つのディスクを広げたり重ねたり片付けたり… 見事な職人技でした。
動画を撮ったので ご覧ください。(後半が見ものです)
続いては、お待ちかねのベリー(belly)ダンス!

ふくよかで妖艶なダンサーが登場!
エキゾチックな曲に合わせて激しく踊る、踊る!

ドレスをチェンジして再登場!

明るい感じの曲でコミカルなダンスを踊っていました。
再びドレスをチェンジして再々登場!

キャー!セクシー過ぎて目のやり場に困ります[emoji:v-402]
こちらも動画でどうぞ♪(3つのダンスを1つにまとめてあります)
さて、次はちょっと気になったエジプトのお土産品を紹介します。
まずは山犬(ジャッカル)の頭を持つ神、アヌビスの像。

死後の世界の神で、ミイラ作りの神としても有名です。
写真は、死者に口開けの儀式をしています。
「犬」ってところが、犬好きの私の心を惹きつけました。
槍を持ったアヌビスも凛々しくて素敵!


↑こちらは等身大。土産物店の入口にありました。
それから、こちらはツタンカーメンの黄金マスクのミニチュア像。

実物を見られず… 本当に残念でした。
“クレオパトラに劣らぬ美しさ”と云われるネフェルティティの像もありました。

こちらはエジプト名物のガラスの香水瓶。


エジプト土産、いろいろ見たけど、「これ!」というものが見つからず…
けっきょく私は何も買いませんでした。
今回のエジプト旅行の感想は… とにかく疲れた!
内容盛りだくさんで楽しかったし、ピラミッドや遺跡を見て感動もしたのですが
その分 過酷な旅でした。
夜中の2時に起きなきゃいけなかった日もあり、身体的にも精神的に大変でした。
自由時間もぜんぜんなかったし、いつも時間に追われていて緊張してました。
それなのに、エ○プト航空のフライトの遅延で
空港での待機時間がやたらと長かったというのが皮肉です。
それと、今回はエジプト料理をあまり楽しめなかった。
ほとんどがビュッフェスタイルの(エジプト料理ではない)普通の食事だったので
つまんなかったです。
エジプト・ビールは しっかり堪能しましたけど♪

人生で一度は行ってみたかったエジプト。
「また行きたい?」と聞かれると、正直「もういいや」という感じなのですが…
ピラミッドやアブ・シンベル神殿などは、一見の価値はあると思うし
生で見られてよかったなぁ〜と思いました。
天気にも恵まれ(前半は霧に泣かされましたが)
綺麗な朝日や夕日をたくさん見られたのも嬉しかったです。



以上、『エジプト旅行記』でした。
今回はエジプト南部の都市アスワン&アブ・シンベルを紹介します。
<アスワン>
アスワンハイダム

水の安定供給と発電のために1964年に建設されたダム。

エジプトの消費電力の20%をまかなっているそうです。
切りかけのオベリスク

石切り場に横たわった切りかけのオベリスク。
完成していれば史上最大だったと云われています。
長さ41.75m。途中でヒビが入ったため放棄されたそうです。
フィラエのイシス神殿
“ナイルの真珠”と称えられるフィラエ島に建てられていた神殿ですが
アスワンハイダムの建設による水没の危機のため
ユネスコによってアギルギア島に移築されました。
(現在はここがフィラエ島と呼ばれています)

フィラエ島まではボートでナイル川を渡っていきます。

列柱と第1塔門のある広場

第1塔門

ホルス神などのレリーフが壁に描かれています。

こちらは列柱。素晴らしい彫刻ですね。

神殿内の壁画も見事でした。

ヒロエグリフ(古代エジプトの絵文字)

トラヤヌス帝のキオスク

14本の柱で構成されています。未完成だそうです。
<アブ・シンベル>
アブ・シンベル神殿

世界遺産に登録された巨大な岩窟神殿。
奥が大神殿、手前が小神殿です。
“建築王”と呼ばれたラムセス2世の不朽の名作。
ダム建築による水没の危機を免れ、ユネスコの援助で移築されました。
大神殿

入口の4体の巨像はラムセス2世とネフェルタリ王妃です。
こちらが、この巨大神殿を建設したラムセス2世。

巨像の高さは21mあります。
小神殿

ラムセス2世が第1王妃ネフェルタリとハトホル女神のために建設した神殿。
入口にはラムセス2世とネフェルタリ王妃の像が交互に6体立っています。
左はラムセス2世、右はネフェルタリ王妃。

神殿の前にはナセル湖が。

夕焼けが綺麗でした。
日没後に始まる「アブ・シンベル神殿 音と光のショー」も見ました。
ライトアップされ、夜空に浮かび上がる大神殿と小神殿も見事でした。


以上、『アスワン&アブ・シンベル編』でした。
次回は最終回のカイロ編。ナイル川ディナークルーズの様子もリポートします。
お楽しみに♪
<おまけ>
バングルスの懐メロ・シリーズ。
最後はやっぱりこの曲!♪Eternal Flame♪です。
今でもテレビやラジオでよく流れるし
いろんな人がカヴァーしている名曲ですよね。
ルクソールはナイル川を挟んで東岸と西岸で、まったく違う特色を持ちます。
東岸は“生者の都”と呼ばれ、神々が集う場所として神殿が建築され
古代エジプトの首都としても栄えました。
その反対に 西岸は“死者の町”と呼ばれ
ファラオ(古代エジプトの国王)たちが葬られた場所でした。
<ルクソール東岸>
カルナック神殿

エジプト最大級の神殿です。

大列柱室には134本もの巨大石柱が並びます。

柱の1本1本にはレリーフが描かれています。
スフィンクス参道

ルクソール神殿との間を結ぶ約3kmの参道。
道の両脇に牡羊の頭をしたスフィンクスがズラーっと並んでいます。
ラムセス2世の像。

古代エジプト史上唯一の女性ファラオ、ハトシェプスト女王のオベリスク。

オベリスクとは…
ピラミッドに付属する太陽神の神体だったが
やがて独立するようになり、次第にピラミッドに取って代わるようになったもの。
スカラベ(糞ころがし)が載った石碑。

古代エジプトでは、糞ころがしは再生・復活の象徴として崇拝されていたそうです。
ルクソール神殿

夜に観光しました。
ライトアップされていて… 眩しかった。
第1塔門の前のオベリスク。高さ25mです。

対になっていて、もう1本はフランスに寄贈され、現在パリのコンコルド広場にあります。
大列柱廊

開花式パピルス柱が2列14本並んでいます。
レリーフの一部。

ラムセス2世の座像。

ツタンカーメン王とアンケセナーメン王妃の座像。

実はこの日、ギザ→ルクソールの飛行機が4時間以上も遅れ
スケジュールが大幅に狂ってしまいました。
(ルクソール神殿の観光が夜になってしまったのは、そのためでした。)
通常はバスで東岸⇔西岸を行き来するのですが
時間短縮のため、急きょボートでナイル川を渡ることになりました。
<ナイル川東岸→西岸>
こんなボートに乗りました。

船内からの景色。ナイル川って意外と綺麗なんですね。

天気が良かったので気持ち良かったです。

思いがけずナイル川を堪能できてラッキーだったかも♪
<ルクソール西岸>
世界遺産にもなっている王家の谷では
あのツタンカーメンのお墓&ミイラを見てきました。
撮影禁止で写真が1枚も撮れなかったのが残念です。
ハトシェプスト女王葬祭殿

崖を利用した3階建ての葬祭殿。
3階に建ち並ぶオシリス柱。

1997年11月、この葬祭殿でテロ事件が発生し
日本人10人を含む観光客やガイドなど計69人が死亡、85人が負傷しました。
事件のことは知っていましたが、実際にその現場に来てみると
改めて恐怖感がわいてきました。
メムノンの巨像

像の間に立っている人々が小人に見えますね。
以上、見どころ満載の『ルクソール編』でした。
次回は『アスワン&アブシンベル編』です。
<おまけ>
前回の♪Walk Like An Egyptian♪のPVを検索していたら
懐かしい曲も見つけました。
♪Manic Monday♪
月曜日が憂鬱に思えるのは万国共通、今も昔も同じなんですね。
この曲は、あのプリンスが作曲したそうです。
バングルスを気に入った彼がプレゼントしたんですって。
次回もBanglesの曲を載っける予定で〜す。そちらもお楽しみに♪
エジプトはここ↓

アフリカ大陸の北東端にある共和国。
オランダのスキポール空港からエジプト/カイロの空港までは約5時間のフライトでした。
ずっと行ってみたかった神秘の国エジプト!
「せっかくなら、いろいろ周遊しよう!」ということで
効率よく主要都市を巡れる 旅行会社のツアーに申し込みました。

ということで、今回から4回に分けてリポートしたいと思います。
まずはギザとその周辺都市を紹介します。
<ギザ>
クフ王、カフラー王、メンカウラー王の親子三代が築いた三大ピラミッドが有名です。

3つの中で1番大きなクフ王のピラミッド。

内部を見学しました。

撮影禁止のため写真は撮れませんでしたが
中には大回廊、控えの間、王の間などがあります。
風が通らないのでモワーっとしていて暑い。息苦しかったです。
こちらは2番目に大きいカフラー王のピラミッド。

そして、こちらがメンカウラー王のピラミッド。

ずっと実物を見たかったラクダさんも間近で見ることができました。

いつも笑ってるようなお口が可愛かったです。
スフィンクス

長さ57m、高さ20m。
頭は人間、体はライオン。

鼻がないので、な〜んかマヌケなお顔です(失礼…)
ピラミッドをバックに。

テレビで見てきた風景が目の前に広がっていて感動でした!

<ダハシュール>
赤のピラミッド

内部も見学できます。

緩やかな傾斜のピラミッドだけど、実際に登ってみると意外に高くて怖かった。
降りてきたら空が晴れてきて…

青空Xピラミッドの写真が撮れました♪
黒のピラミッド

霧でかすんで、よく見えませんが…
<サッカラ>
階段ピラミッド

世界最古のピラミッドだそうです。
パピルス柱の柱廊

葬祭殿の入口

<メンフィス>
ラムセス2世の巨像

古代エジプトのヒーロー、ラムセス2世の像。
地震により足首から下の部分が破損したため、現在は横たわっています。

ラムセス2世の立像

高さ7m。
アラバスター製のスフィンクス

大理石の一種アラバスターで作られた
全長8m、高さ4.25m、重さ80tのスフィンクスです。
以上、『エジプト旅行記① ギザ&周辺都市編』でした。
次回は『ルクソール編』です。お楽しみに♪
<おまけ>
「エジプト」と聞いて思い出す曲。
ちょっと古いけど、バングルスの♪Walk Like An Egyptian♪
奇妙な歩き方をする人々が笑えます。
高校の体育の授業の創作ダンスの時、この曲で踊りました。
懐かしいなぁ〜[emoji:v-290]