『屋久島旅行記』、はやくも最終回!
3泊4日の小旅行ですからね(笑)
今回は、この旅で私が一番気に入った
白谷雲水峡のツアーをレポート!
苔むした巨樹や巨岩に囲まれた
緑一色の神秘の森をトレッキングしてきました。
でもね、今だから言いますが…
実際に行くまでは 「苔? うげぇ、気持ち悪い」 なんて思っていました。
だって日常生活の中では 苔って、あまり良い印象じゃないし
むしろ、カビと同じような「汚く不潔なもの」ってイメージでしょ。
が! 屋久島の苔を生で見て、触れて、その印象は払拭されました。
潤いたっぷりで、生き生きとしていて美しく、
フサフサしていて、まるで動物の毛皮みたいに気持ちよかったんです。
そんな苔の輝きを写真で伝えらるかどうかは分かりませんが…
とにかく紹介していきましょー!
今回も地元ガイドさんが案内してくれるツアーに参加。
午前9時に旅館でピックアップしてもらい
白谷雲水峡の入口である白谷広場に到着。

ということで、スタート!
まずは憩いの大岩を登っていきます。

前夜の大雨のおかげで、木々が潤ってキラキラ輝いていました。

空気も澄んでいて、気持ちよかった~

ちょっと揺れる、さつき吊り橋を渡りました。

眼下に見えるのは白谷川

橋を渡ったら、いよいよ本格的にトレッキング開始!
こんな風景の中を歩いていきます。

周囲の風景を楽しむ余裕があります。
辺り一面に広がる苔の森。

雨で潤った苔は、なんともいえず美しい緑でした。

生き物(動物)みたいです。
これは横に倒れた木の枝が、日光を求めて真っ直ぐ垂直に伸びている様子。

道の途中に可愛いらしい葉っぱが2枚。

その方は、いつも顔の葉っぱを置いていくんだって。素敵な遊び心をお持ちですね。
この勇ましい姿の杉は、通称くぐり杉

迫力があって圧巻!の大杉でした。
ランチ休憩の間に、ヤク(屋久)シカを間近で見ることができました。

警戒心がなく、トレッキングコースのあちこちで草を食んだり、休んだりしています。
シッポとお尻が白いのが特徴。

こちらは、七本杉

名前の由来は、7本の枝が四方八方に分岐しているから。
どの枝も勢いよく伸びています。
そしてついに!
白谷雲水峡のハイライト、 苔むす森 に到着!

まるで大きなステージのように視界が開け、緑一色の空間が広がります。

潤った苔からマイナスイオンが溢れていて、気持ちがスーッと落ち着きます。

映画『もののけ姫』の おっことぬし様にそっくりな切り株。

苔むす森を十分に満喫した後、来た道をのんびりと戻りました。
こちらは二代大杉

新たな杉が着生して生育したものです。
根の部分は空洞になっていて、雨宿りに丁度よさそう。
※もちろん立ち入り禁止ですが。
帰り道の途中で、ヤク(屋久)サルも発見♪

ニホンザルに比べると小柄で体毛が長いそうです。

以上、白谷雲水峡でした。
往復約5㎞のコースを約4時間で巡る、のんびりツアーで
苔むす緑の美しさを観察したり、清流のせせらぎに耳を澄ましたり、
大自然を満喫できた、素晴らしい ひと時でした。

潤いたっぷりの緑が広がる神秘の世界は、
その場にずーーーっと居たくなるような最高の癒し空間です。
いつかまた行きたいなぁ~
これにて、『屋久島旅行記』はおしまいです。
あっという間に終わってしまいましたが
屋久島の大自然に触れることができ、大満足の旅でした。
縄文杉を見に行くツアーは もう十分だけど…
白谷雲水峡はまた行きたいなぁ。
『屋久島旅行記』です。
今回は、この旅のメインイベントでもある
縄文杉に会いに行くツアーをレポート!
屋久島一番の人気者、縄文杉を目指して
大自然の中をトレッキングする往復22km、約10時間のコース。
私たちはツアーに申し込んで参加しました。
旅館でのピックアップ時間は午前4時30分。
ガイドさんの運転で屋久島観光センターまで連れていってもらい
そこからバスで荒川登山口まで。
午前6時半ごろ、荒川登山口に到着♪

この日はお昼前後から大雨の予報でした。
降り出す前に、どんどん進んでおきましょー!とガイドさん。
しっかり準備運動をして…
さぁ! いよいよ登山開始です!
最初はトロッコ道と呼ばれる運搬車両用の軌道を約8kmほど歩きました。
平らな道&緩やかな坂道でしたが、手すりのない鉄橋を渡ったりして、けっこうドキドキしました。
その後、大株歩道入口から いよいよ山道が始まります。

足元には岩や樹の根がありゴツゴツしていて歩きにくい。

楽しくとトレッキングできました。
あちらこちらに、おもしろい木があります。

マグロの頭とか…

屋久杉と呼ばれる杉は、樹齢1000年を超えた杉のこと。

ゴツゴツした木肌が長い年月を物語っています。

こちらは三代杉と呼ばれる巨木。

倒木した屋久杉に新しい芽が根付き生育。そのまま成長した後に伐採されて切り株に。
その切り株に、また新しい目が根付いて生育していき、今の姿になったそうです。

こちらは、戦時中に防空壕として使われていた株の空洞。

倒木の切り口を見てみると、中心に空洞があるのが分かります。

こちらは大王杉。
四方に枝を広げる姿が勇ましく、大王の名にふさわしい風格が漂っています。

こちらは夫婦杉です。
枝が融合して成長した合体木で、まるで夫婦が手を取り合っているように見えます。

で、こんな写真を

これは縄文杉に次いで人気があるウィルソン株。

その人気の理由は…

見ているだけで幸せになれそう♪

ハートといえば…

他にも、切り株自体がハート形の木などもあり、あちこちにハートがあふれています♪
そして、そして!
ようやく縄文杉に会えました!

(さまざまな謎が残り、いまだ判明できていません)
縄文杉は大枝落下の危険性があるため、片側からしか見ることができません。
写真からはわかりにくいですが、樹高は25.3m。
胸高周囲は16.4m。大人十数人が手をつないで一回りできる大きさです。
圧倒的な存在感!
長く険しい道のりを経て、やっと会えたという感動もあり、
スピリチュアルな雰囲気の縄文杉から、すごく大きなパワーをもらえた気がしました。
さ、帰らなくちゃ。今まで来た道をひたすら戻ります。
縄文杉を見たころから雨足が強くなり、ずぶ濡れになりながら
必死に歩いて帰りました。

帰りは下りが多く、すべって転ばないようにと全身に力が入りました。
往路より復路の方が体力的にも精神的にもきつかったです。
この後、17時過ぎに登山口に到着。
17時半のバスに乗り、18時半ごろに旅館に着きました。
雨は強まるばかりで、夜には洪水警報も発令…
でも、そのおかげで
翌日の白谷雲水峡(苔の森)は最高のコンディションとなったのです♪
そのレポートは次回です。 お楽しみに!
GWに鹿児島県の屋久島へ行ってきました♪
まず、羽田から鹿児島空港へ。
往路は鹿児島空港からプロペラ機を利用して…

ちなみに復路はトッピーという高速船を利用。
屋久島の宮之浦港から鹿児島港へ移動しました。

ところで屋久島とは…
鹿児島県南部の海に点在する薩南諸島の1つ。
1993年に世界自然遺産に登録されました。

標高1936mの宮之浦岳を主峰とする島で、亜熱帯から冷温帯までの植物が垂直分布。
とくに1500mを越える森には樹齢1000年以上の屋久杉をはじめとする
特異な生態系が見られます。
今回の旅の目的はズバリ! フォレストトレッキング♪
屋久島の代名詞でもある巨樹、“縄文杉”に会うため、そして
映画『もののけ姫』の舞台となった“白谷雲水峡”を訪ねるため。
実は以前からずっと屋久島に憧れていました。
テレビで何度か屋久島の大自然や神秘的な森を見たことがあり
いつか行ってみたいと思っていたんです。 ようやく実現♪
さて、屋久島で宿泊した旅館の部屋は
目の前に宮之浦川が流れるリバーサイド。

右に見えるのは唐船橋。向こう岸には民家が並んでいます。

なんか和むわ、この風景。

旅館では、屋久島の名物料理をいろいろ食べました。
その1つがこれ。

飛び魚の天ぷら。
屋久島は飛び魚の水揚げ量日本一なんですって。
天ぷらの他にも、刺身や唐揚げ、さつま揚げなどでいただきました。
そして、こちらはお土産に買ったもの♪
屋久島特産のタンカンのジュース。

糖度が高いのが特徴で、甘みと酸味のバランスが絶品なのです。
お土産屋さんで1本買って飲んだら、すごく美味しかったので
お土産にも買ってきました。
そして、こちらもタンカンのお菓子。

それから屋久島産の黒糖も。

そんなこんなで、次回からは「縄文杉ツアー」&「白谷雲水峡ツアー」の
フォレストトレッキングをレポートしていきたいと思います。どうぞお楽しみに♪
<おまけ>
復路にて。
鹿児島港から鹿児島空港への移動の途中で見た桜島さん

そして、鹿児島空港で食べた
鹿児島名物黒豚のカツ丼&カツカレー
